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想いをことばに乗せて。

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想いをことばに乗せて。

各務原市立蘇原中学校

Iqbal Lalinaイクバル ラリナ

2026.01.05

キラキラ輝く瞳と眩い笑顔。紡ぐ言葉ひとつひとつが、人の心を惹きつける。
制服の襟には、日々の学校生活や校外でのボランティア活動で授与されたバッジが光る。
Iqbal Lalinaさんは、パキスタン北部・スワート出身の15歳。3年前に来日した。
2025年11月、岐阜県代表として出場した「第47回少年の主張全国大会」において、「教育の光と私の願い」を発表。文部科学大臣賞を受賞した

丁寧な日本語を流暢に話し、受け答えは的確で聡明。そして、常に感謝の言葉を口にするラリナさん。「日本に来たばかりの頃は、日本語が全く話せませんでした」と振り返り、「みんなのおかげです」と微笑む。
彼女が生まれ育ったスワートは、美しい自然と紀元前から栄えた歴史のあるまち。そこに暮らす人たちは、人を敬い、深いホスピタリティの心を持つ。そんなまちで育った彼女は、「真実を話しなさい。あなたの声は、だれかの希望になるかもしれない」と父から教えられてきたそうだ。彼女と話していると、心が洗われるような穏やかな気持ちになるのは、育ってきた環境と教え、そして、まっすぐな彼女の想いからなのだと感じる。

「日本の学校では、男女が共に学び、平等。分からないところは質問でき、学びを深めることが出来ることに驚いた」とラリナさん。「学べることが幸せ」「日本の教育は私に光をくれた」と力強く語り「自身が受けた光をパキスタンの子どもたちにも。特に女の子たちに」と続けた。

夢は英語教師になること。
日本の学校で教師になり、さらに学びを深めたいという。そして、「いつか母国パキスタンに学校をつくり、子どもたちに学びの場を作りたい」と目を輝かせる。
実は、来日後に取得した言語は、日本語だけでなく英語も。現在は母国語と合わせて4か国語を話すポリグロット。これから学びたい言語はとの問いに「韓国語」と答え、「K-POP好きなので」と話す彼女にこちらも笑顔になった。

「ラリナならできるよ。勉強すれば、なんにでもなれるよ」といつも背中を押してくれる両親や兄弟、学ぶことの楽しさを教えてくれた先生や友達。周りの人たちに感謝し、夢に向かって進む、ラリナさん。
古より続く母国の文化と日本で感じた「光」が彼女の今とこれからを輝かせ、周りの人たちにもその輝きの連鎖が生まれている。

 

撮影協力:各務原市立蘇原中学校

2026.01.05

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