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写真を軸にした地方との関わり方。

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写真を軸にした地方との関わり方。

株式会社オフィスK代表取締役 一級建築士/写真家

小林 淳コバヤシ アツシ

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2024.08.16

「一枚の写真が地域を変える。」そう語るのは、写真家・小林淳さんだ。小林さんは、一級建築士であり、写真家。写真を軸にした地方との関わり・地方創生をコンセプトに活動している。

代表作は、光輝く大きな月を背景に岐阜城が力強く佇む様子を見事に切り撮った「月と岐阜城」。この作品には、人を魅了し、圧倒する迫力がある。作品を観て、岐阜城や岐阜のまちへ足を運んだ方も多いのではないだろうか。
私たちが、普段何気なく見ている景色を切り撮り、発信することで、その一枚が新たな魅力の発見、まちの発展へと導く。小林さんの視点でシャッターが切られると、見慣れていたはずの景色が違う表情をした一枚として切り撮られ、多くの人を惹きつける名作が生み出される。
驚いたことに、写真は趣味で始め、今日まで独学だという。

また、「写真は、記録・芸術・発信が大切である」という。動画は一定の時間を記録することができるが、写真は流れる時間の一瞬しか切り撮ることができない。それが写真の魅力であり、カメラにしかできないことである。そして、写真を通して伝えたいこと、それは「そのまちの歴史や風景、人々の営み」であるという。昔ながらの伝統や文化が多く残る岐阜というまちを、その歴史的背景を知り、様々な画角で撮っていきたいと語る。SNSが発達し、誰もが簡単に写真等を撮り発信できるようになったからこそ、より求められることなのかもしれない。一枚の写真が地域を変え得る力を持つというのは、目まぐるしい変化の中、埋もれつつあるまちの魅力や風景といったものをカメラを通して記録し、発信することで再び振り返り、その魅力に気づくきっかけになるからだと感じた。

今後、小林さんは写真を撮るだけでなく、プロデュースする立場から、まちのさらなる魅力、伝えきれていない良さを発信し、地方創生に貢献していきたいと語る。

小林さんは、カメラを始めてから気づいたことがたくさんあるという。それは、そのまちの象徴的な物から日常的なものまで様々であるが、常にフラットな目線で捉え、対象物の良さを写し出すことを大切にすること。自由な発想でその一瞬を切り撮ることができるのも写真の良さであり、だからこそ見る者の心を揺さぶるのではないか。生活の中で当たり前となっている「写真を撮る」ことは、視点を変えることで今まで気づかなかったものの良さに気づき、それが新たな発見につながり、時には大きな影響力を与える可能性を秘めている。それは少し足を運んだところにあるものや、そのまちの象徴的なもの、もしかしたら今、目の前にあるものなのかもしれない。

「写真×地方創生」これからどんなまちの表情を切り撮るのだろうか、面白そうな予感がする。

 

撮影協力:KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE

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2024.08.16

WRITER PROFILE

比田井 友里y.hidai_ofk

池田町在住 マーケット日和のボランティアをさせて頂いたことがきっかけでライターに。微力ではありますが、私なりの視点から各務原の良さを発信できればと思います。よろしくお願いいたします。

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