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各務原の音楽文化を支えて。

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各務原の音楽文化を支えて。

サウンド・ハンター 各務原店

サウンド・ハンター カカミガハラテン

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2020.11.24

各務原市役所から西に徒歩1分。一面にギターが陳列されたショーウインドウを覚えている方も少なくないのでは。ここサウンド・ハンター各務原店は、1階でCD、DVDを始めとした音楽ソフト、入ってすぐの階段を上った2階で楽器の販売を行っている。今回は、それぞれの売り場を担当する木下祐二さん(音楽ソフト担当)と古川幸一さん(楽器担当)にお話を伺った。

もともと時計店として創業された同店。現在は会長職を務める松淵基文さんが入社し電器店への業態転換を進めていた頃、オーディオ好きであった松淵さんの趣味が高じて店頭にレコードを置き始めたのがサウンド・ハンターの原点だ。レコードが好調な売れ行きを示したことを受け、オーディオ機器、フォークギターなど音楽関係の商材の取り扱いを徐々に充実させていく。オーディオについては当初国産品がメインだったが、徐々に高価格帯の外国製品の取り扱いも開始、現在では高級オーディオに特化した岐阜店(岐阜市茜部)も展開するまでとなっている。

「楽曲の購入はダウンロードが主体となっており、音楽ソフトを店頭販売するお店は少なくなっている」と木下さん。そう言われてみると、街中で同様の店舗を見なくなった気がする。僕自身もCDやDVDが並んだ店内に入るのは久しぶりだ。少し寂しい話だが、一方、現在に至ってもCDやカセットテープ(!)を買い求めて来店する年配の方は多いそう。また昨年からは、長らく休止していたレコードの取り扱いも再開、若年層を中心にレコードブームが再燃していることも追い風となり、木下さんも手応えを感じているそう。メディアは変わっても音楽ファンはたくさんいる証拠だ。

所狭しとギターが陳列されている2階の楽器フロア。同行したギター愛好者によると、各務原のギターキッズでここを通っていない人はいないそう(?)。売り場を担当する古川さんが目利きして良いと思ったものしか置いてないから初心者の方も安心して相談してみてほしい。またメーカー別注での珍しいカラーリング、仕様のモデルも多数取り揃えられており、玄人の方も一見の価値ありだ。最近ではコロナ禍で複数人での練習が難しいこともあり、バンドを始める若者が少なくなっているそう。一方、1人で楽しめるためか弾き語り用のアコースティックギターの販売には伸びがみられるほか、おうち時間が増える中で趣味のギターを再開する人も多いそう。同店では修理対応も可能なので、押し入れから久しぶりに引っ張り出してきたギターが壊れていても諦めず一度持ち込んでみてほしい。

「時の流れの中で在りようは変わるかもしれないけど、音楽を楽しむ文化はなくならない」と古川さん。
実際、時代の流れとともにレコードからカセットテープ、CD、ダウンロードとメディアが変わり、楽器の楽しみ方にも変容がみられる。これまでも時代に応じて業態、取り扱い品を変えつつ、ここ各務原の音楽文化に貢献してきたサウンド・ハンター。バンドメンバーを探したり好きなアーティストを紹介しあったり。音楽ファンのベースとなる場所の必要性は常々感じるが、年々そういった場所が少なくなっているのも事実。そう言った意味でサウンド・ハンターは貴重な場所だ。皆さんも久しぶりに訪れてみてはいかがだろうか?

サウンド・ハンター 各務原店

DATA

サウンド・ハンター 各務原店 サウンド・ハンター カカミガハラテン

各務原市那加桜町1-122
営業時間:10:00~20:00
定休日:月曜日
TEL:058-383-2711
URL:http://soundhunter.co.jp/

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2020.11.24

WRITER PROFILE

南村 高志MINAMIMURA TAKASHI

1979年生まれ。会社員、2児の父です。音楽好きで週末の夜は柳ケ瀬界隈のライブハウスに出没します。市民ライターへの応募はOFTにタダで入れるのでは?との不純な動機からでしたが、まじめに各務原市のヒト・モノ・コトを発信していきます。

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