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自分へ、大切な人へ。物語の余韻を味わう贈り物。

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自分へ、大切な人へ。物語の余韻を味わう贈り物。

CADEAUM

カドゥーム

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2023.01.20

扉を開ければふわりと甘い香りが漂い、美味しそうな焼き菓子やパンがずらりと並んでいる。その香りに誘われ、気づけばガラスケースの前でどれを買おうか悩んでいた。

ガラスケース、冷蔵ショーケース、ギフトボックスなど選びきれないほどのパンやお菓子たち。合わせて並んでいるアンティークの食器や古道具の数々にも目を奪われる。このセンスが私は好きでたまらない。

焼き菓子とパンのテイクアウト専門店CADEAUMを営むのは佐曽利育美さん。ご主人がシェフを務めるフレンチのお店FRENCH&WINE MISSISSIPPIとともに地元に愛され続けている。

料理や菓子に使用する食材は、出来るだけ自然由来のものを選んでいるそうだ。添加物は極力使わず、野菜や果物は地元の農家さんのものを取り入れる。菓子の香りづけのエッセンスも、リキュールなどを用いて手作りしているというから驚きだ。

育美さんは、味噌やお茶・柚子胡椒作りなど“手仕事”と呼ばれる作業が好きだそう。地道な作業の中にある作り手にしか味わえない喜びや楽しさがあるという。2階のギャラリーで時々開催しているというワークショップには、ぜひ参加してみたい。今後、キッチンをジャム作りができるように整える予定とのことで楽しみが尽きない。

「“母の味”という言葉が今も昔もあるように女性って本当に偉大だと思う。」

女性の活躍の場をもっと増やし、応援していきたいという。ギャラリーを貸し出し、女性作家さんの展示会やワークショップを行うこともあるそうだ。

CADEAUMは、フランス語の“贈り物(CADEAU)”に、“MISISIPPI”のMを合わせた“ミシシッピーからの贈り物”という言葉。菓子職人として独立しつつもMISISIPPIを支える育美さんならではの言葉のように感じる。

「自分が食べたいものを作る。」取材中何度か口にしたその言葉にもまた、優しく朗らかな人柄の中にある、職人としての強い意志を感じた。

大人も子どもも、遠方からでも、ついもう一度買いに来たくなる。そんな優しく、どこかほっと安心する焼き菓子は、育美さんそのものを表しているようだ。

CADEAUM

DATA

CADEAUM カドゥーム

各務原市鵜沼西町3‐99‐2
営業時間:10:00~20:00
定休日:月曜日・火曜日
TEL:058-379-3441
WEB:http://www.cadeaum.com/

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2023.01.20

WRITER PROFILE

村瀬 恵里佳MURASE ERIKA

食べることが大好きで、市内外の美味しいもの巡りをしています。 ライターを通してたくさんの繋がりができ、各務原での活動がより一層楽しくなりました!美味しい情報随時募集中。

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