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地域のギャラリー。

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地域のギャラリー。

ギャラリー&カフェ 204

ギャラリー&カフェ 204

2021.01.22

リラックスするための方法は、人それぞれ違うだろうが、私の場合は圧倒的に芸術文化に触れることが多い。読書に始まり、映画を観賞したり、コンサートに出向いたり。気まぐれにぶらりと出かけるならば、ギャラリーのアート鑑賞が好みだ。海の向こうから借りてくるような知名度の高い芸術には限らない。幼児が作った粘土作品や、投げ入れた花一輪が心を打つことがある。非日常のほんの小さな感動が疲れをほぐす。ギャラリーというのは、展示された作品に対峙し、直にパワーを受け止める場所。そこに存在する空気を活字にするのは容易ではない。感覚に訴えかけるのである。

ギャラリー&カフェ204は、地域のギャラリーを謳っている。あくまでも、地域で創作活動をする人たちに発表の場を提供するというポジションだ。オーナーである永縄久司さんは、展示内容を自分の好みで選んだり、ジャンルを括ったりすることはしない。展示の多様さの理由は、その垣根の無さゆえである。あらゆる展覧会を受け入れる永縄さんのこのスタイルは、もしかすると図工美術の教員をされていたことが影響しているのではないか。子どもたちは生まれながらの天才。他の誰かの好き嫌いや、評価は問題じゃない。オリジナリティの塊だ。204での展覧会をいくつか見たら、そんなイメージが浮かんだ。
「展示を開催する側も、来場する側も、両方に満足してほしい。楽しんでほしい」というオープン当初の思いは今も変わっていない。オーナーの考え方、思い、人柄が顕著に表れている。

空間には永縄さんのこだわりが反映している。カフェに展示スペースがあるというつくりではなく、あくまでも展示が核心にある。壁の白さ、照明の色、空間の見え方に至るまで永縄さんに妥協はない。「ギャラリーの体をなしていないと意味がない」ギャラリーとは、いわば真っ白なキャンバス。どの画材で、何を描くか。すべてはキャンバスに向かっているそのひとが決める。どんなふうに仕立て上がるかは、その度ごとに変化する。一期一会だ。

今までに印象的だった展覧会は?と聞いてみた。「いい展示かどうかというのは、(出展する人の)覚悟で決まる」つまりは、本気度のようだ。なるほど。作品から私が感じ取っていたのは、作家の覚悟だと聞けばすっかり合点がいく。作品を通して観る者の心に届くほどの思い、パワーを感じるのだろう。そしてそのパワーは人と人を繋げている。永縄さんは「応援してくださる人たちがいる。支えてくださる人たちがいるから続けられる」と話す。この日も、204を支え続けている人のひとり、市内在住の日本画家が居合わせ、コーヒーカップ越しに会話が弾む。

取材を終えて外へ出ると、永縄さんが見送りに出てきた。建物を振り返り、ギャラリー建設時に意識して残した大木についてのエピソードを聞く。「伊勢湾台風で一度は倒れたが、みんなで抱え起こした」。しかし、人力ではまっすぐ戻すことが出来ず、ピサの斜塔ばりに傾いている。ギャラリーに寄り添っているような立ち姿に、ふと永縄さんが自身の人生についてポロリと出た言葉が頭をよぎる。「人生は計画通りにはいかない」これは必ずしもマイナスな意味ではなく、成るべくして導かれることを指すのかもしれない。そんなことを考えながら青空へ向かって伸びる大木を見上げた。

ギャラリー&カフェ 204

DATA

ギャラリー&カフェ 204 ギャラリー&カフェ 204

各務原市神置町3-204
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日・火曜日
TEL:090-1985-2048
ブログ:http://gallerycafe204.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

2021.01.22

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