
JR蘇原駅から北へ300mほどのところにある「ワインショップいいぬま」。創業は大正11年、名鉄三柿野駅の側で生活用品を扱う飯沼商店から始まり、約40年前に現在の場所へ移転。小売りのほか、市内外の飲食店にも卸している。
店頭には、ワインをはじめ、ワインに合うチーズ、厳選された日本酒やジュース、料理好きな人におすすめしたいオリーブオイルなどが並べられており、ワインセラーには約300種類、1000本を超えるワインが貯蔵されている。これらのワインは、店主・飯沼洋成さんとその息子・幸生さんが試飲して、お客様に自信を持ってお勧めできる美味しいワインであり、ワイン初心者の方にも届けることができる品揃えを心がけているとのこと。
こうして仕入れるワインの中で幸生さんが特に重視しているのがワインの「造り手」。造り手がどのような想いでワインを造っているか、どれだけ手間をかけているのかはもちろん、造り手の人柄までもが味に反映されるそうだ。現在は、醸造技術の発達により天候に恵まれなかったシーズンでも「造り手」の努力次第で、美味しいワインを作ることができる。「これからはヴィンテージではなく、造り手でワインを語る時代だと思います」と幸生さん。
来店される方は、最初から銘柄を決めて来る人よりも、相談しながら決める人の方が多い。その人、その人に合った味の好みや価格帯、どのようなシチュエーションで飲むのか、などを伺いながら、その人のための1本を探していく。
ワインを贈答用の品物として選ぶ人も多いが、特に人気があるのが、市内の「花屋ふた葉」とコラボレーションした「ハナサクワイン」。「花屋ふた葉」と幸生さんのアイデアで、一見ただの花束に見えるが、その中にワインを入れた美しい作品「ハナサクワイン」が誕生した。「ふた葉さんのお花の選び方、色使いなどに毎回感心させられる。必ず良いものを作ってくれる」と幸生さんは振り返る。この「ハナサクワイン」は、これまでに1700人以上のもとへ贈り物として、届けられた。
「ワインショップいいぬま」ではワインの「造り手」の想いを、「花屋ふた葉」の花言葉ととも相手に届ける。そんな温かい心遣いが、多くの方に愛され続ける理由なのではないだろうか。
ワインショップいいぬま
ワインショップいいぬま WINE SHOP IINUMA
各務原市蘇原瑞雲町3-17
営業時間 9:00~20:00
日曜定休
Tel 058-383-3030
Fax 058-383-2713
HP:http://dagyaa.shop-pro.jp/