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ヒトとヒトを緩やかに繋ぐ。

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ヒトとヒトを緩やかに繋ぐ。

BUMS

真野 由佳梨マノ ユカリ

2026.09.11

ヒトとヒトが緩やかに繋がる

「コツコツやる方が好き」。笑顔でそう話すのは、真野由佳梨さん
2023年12月、岐阜・柳ケ瀬にオープンしたお酒とピザが楽しめるお店BUMS」のオーナーだ。「時間を気にせずのんびり過ごしてほしい」と、ヒトとヒトが緩やかに繋がる商店街に夫婦で店を構えた。真野さんはスイーツとドリンク、ご主人はピザを担当。本場仕込みのアメリカンスタイルのピザを楽しむことが出来る。「映画館に行く前にテイクアウトされるお客さんもいますよ」と、すっかりまちの日常の一つとして愛されているお店だ。

真野さんは、各務原出身・在住。元ホッケー女子日本代表でリオデジャネイロと東京、2度のオリンピックに出場し、主将を務めた。ポジションはMF。124キャップ。日本ホッケー界を大協するトップアスリートであることは言うまでもない。

各務原にとって「ホッケー」は、ほかのまちに比べ身近なスポーツだ。市内に国内屈指のホッケースタジアムを有し、国際大会や日本リーグなどが実施されるほか、日本代表チームのナショナルトレーニングセンターとして利用されることもある。地元の小中高生のほか社会人チームが活動の拠点としており、トップアスリートのプレーを身近に見ることができる環境がある。真野さんをはじめとする日本を代表する選手を数多く輩出してきた、ホッケーが盛んなまちである。

真野さんのホッケーとの出会いは中学生のころ。部活動見学のために同スタジアムを訪れ、スティックでボールを操りグラウンドを駆け回る選手に姿に、「カッコイイ」「やりたい」と思ったという。野球の硬球とほぼ同じ大きさでそれより硬いボールを使用し、シュート時のボールスピードは時速150㎞を越え、「フィールドの格闘球技」と称されることもあるホッケー。運動量もさることながら、怖さはなかったかと尋ねると、「楽しさの方が強かった」「競技を離れてみて、結構危ないスポーツだと思いました」と笑う。「勝つことはもちろん大切ですが、仲間と一緒に日々練習するのが楽しかった」と振り返る。志をともに競技と向き合い、技術力とチーム力を高め続けた真野さん。中学、高校、そして日本代表で主将を務め、いつの時代もチームの中心選手で欠かせない存在であったと同時に、チームを俯瞰しまとめる力があることが窺える。

競技のフィールドから離れ、新たなフィールドへ。大好きだったカフェ巡りから、カフェオーナーへ。
「様々なお店が連なる商店街の選択肢の一つとして「BUMS」に来てもらえたらうれしい」と話す。真野さんが作るカスタードのたっぷり詰まったシュークリームやしっとりしたチョコレートケーキ。その一つ一つに丁寧さと妥協しない姿勢が息づいている。休日はカフェを巡り、お菓子を作る。「コツコツやる方が好き」その言葉どおり、探究心を胸に積み重ねる日々は、競技を引退した今も変わらない。フルマラソン出場のトレーニングとして、自宅からお店まで約18キロを走って出勤することもあると話す真野さん。今も変わらず、根っからのアスリートだと感じた。

ヒトとヒトが緩やかに繋がり、ほっと一息できる場所。
真野さんらしい生き方で一歩を積み重ねている。

2026.09.11

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