那加西市場の静かな住宅地に佇む隠れ家のようなアトリエ。ユーカリとスモークツリーの影が優しく揺らめき、誘われるように扉を開ける。ハンギングされた色彩豊かな花々の横には、ペンダントライトの柔らかな明かりが灯り、壁にはスワッグやリースが掛けられ、アンティークの家具の上にはアレンジメントが並ぶ。優しい花の香りに包まれ、静かな時間が流れるこの場所は、ドライフラワー専門店「canabell -dried flower-」。
「暮らしの中に華やぎや癒しを添えられたら」と笑顔で語る、DRIED FLOWER FLORIST・上村あゆみさん。生花を最もきれいに咲き誇る状態でドライアップし、様々なアレンジメントを創り出す。
「育児中、花に心と身体を癒された」と話す彼女は、「子育て世代の方の日々の暮らしの中に少しでも癒しを提供できれば」と続けた。
canabellは、2023年1月にオープン。店名の由来は、お子さんの名前だそう。
花材は、市場で仕入れた生花のほか、庭のユーカリやミモザなどをアトリエでドライアップしたもの。あゆみさんが独学で習得した最適なタイミングでハンギングすることで、色の新鮮さを保ち永く愛でることができるドライフラワーへと生まれ変わる。お客さまからのオーダーは、ほとんどが「あゆみさんのお任せ」で。ミモザやベニバナ、ラベンダーといった鮮やかな色彩の季節の花々や、パンパスグラスやスターチスなどの淡い色合いなど、使用する場面や色使いなど、お客さまと会話しながら1つ1つ丁寧に創り上げる。
お気に入りの花や色を伝えれば、あなたのとっておきの1つに出会える。
アトリエのオープン以外に、マルシェやPOP UP SHOPの出店、ワークショップを開催するなど、身近に花に触れる機会を提供するcanabell。
笑顔が溢れる特別な贈り物を、あなたやあなたの大切な人へ。
暮らしに華やぎと癒しを添える。