国道21号沿いにあるRESORT DINING MAHALO。ハワイの伝統的な建築様式のプランテーションハウスのような建物とヤシの木など、ローカルハワイアンな雰囲気の店構えが南国へ誘う。

店内に入ると、正面にはバーカウンター、奥にはゆったりとしたテーブル席やテラス席があり、開放的な空間が広がる。シーリングファンがゆっくりと回り、壁に掛けられたレイやハイビスカス柄のファブリックパネルなど、どこを見てもハワイを思わせる。テーブルの上に置かれたキャンドルの炎のゆらめきに、時間の流れまでも変えられるようだ。昼間は日差しが入る明るい店内は、夜になるとトーンを落とし仄暗い落ち着いた空間へ。時間帯によって全く異なる雰囲気が楽しめる。

席に着くと、店主の黒太秀和さんがメニューの説明をしながら、気さくに声をかける。「楽しく、ゆっくりしてもらいたい」と願う彼の接客スタイルは、距離感も心地よい。
今回注文したのは創作料理のコース。ハワイアンロール寿司やローストビーフ、飾り切りフルーツの盛り合わせなど、美しく彩られた料理でテーブルが華やぐ。赤やオレンジのトロピカルドリンクが南国ムードをさらに盛り上げる。
ガーリックシュリンプは、海老のプリプリとした触感と香ばしい味付けがなんともクセになるおすすめの逸品だ。
「最後のひと手間を大事にしている」と、笑顔で話す黒太さんのこだわりの料理にお腹も心も満たされる。

MAHALOは、2009年にオープン。店内で写真展やフラダンスショーを開催したり、市内外のイベントに出店したりすることもある。各務原市桜まつりでは、目の前で直火焼の鶏肉を焼くフリフリチキンは、味はもちろんのこと、目でも香りでも楽しませてくれる。15周年を迎える今年は、アニバーサリーパーティーを開催する予定だという。

「MAHALOが日常のひとつになってほしい」と、黒太さん。ここで集い、誰かに会える楽しみの場へ。
リゾート地のようなダイニングレストランで、のんびり過ごしてほしい。