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各務原の風土と伝統の技術が醸し出すシンフォニー。

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各務原の風土と伝統の技術が醸し出すシンフォニー。

小町酒造株式会社

KOMACHI SHUZOU KABUSIKIGAISHA

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2017.03.11

各務原市北部、静かな農村地帯の中にある小町酒造株式会社。創業は明治27年(1894年)、重厚な黒塗りの土蔵をはじめ、明治~大正時代にかけて建造された建物が今も使われている。この歴史のある酒蔵で蔵元杜氏として酒造りを行っているのが、5代目の金武直歩さん。大学で醸造を学んだのち、百貨店や新潟の酒蔵で営業や酒造りの経験を積んできた。

小町酒造の酒は水質の良い長良川の伏流水と岐阜県産の酒米「飛騨ホマレ」や契約農家で栽培された「山田錦」などを使用して造られている。「米の旨みを全面的に出した」「岐阜は赤味噌文化圏なので赤味噌に合う、こくのある酒」が味の特徴だ。おすすめの飲み方として「食事と一緒に特に肉料理、魚では鮪、サーモンなどに合わせて飲んでみてほしい」とのこと。生産量は年間で一升瓶に換算して約5万本。酒蔵としては小規模なほうであるが、酒の科学的分析や温度管理などは小さいタンクのほうがやりやすく、タンクごとに自分の思ったとおりの酒が造りやすい。それが地酒の有利なところだと考えているそうだ。現在は地元を中心に全国の百貨店などで販売、20数年前よりアメリカやシンガポールをはじめ数か国へ輸出している。

蔵では年間通して自然環境音楽を流している。「日本酒は人が作るものでなく、生物が醸すものである。」という理念から、「旨い酒を醸すために必要な麹や酵母が、より自然に近い状態で発酵できるような環境を作る」という目的で始めた。音楽が静かに響き、麹の豊かな香りに満たされた蔵の中にいると、人間もとてもリラックスできる。

この環境で造られる「静音醗酵仕込み」は、海外でも「The Symphony Sake」として酒のコンクールなどで高い評価を得ている。こういった他の酒蔵とは一味違った、個性的ともいえる酒造りに対する理念や、海外へのプロモーションなど、伝統産業であることに誇りを持ちながら伝統を守るためにいち早く新しいことも取り入れる、このような姿勢が老舗として地元だけでなく海外にも広く愛される酒を醸す秘訣なのかもしれない。

 

 

 

小町酒造株式会社

DATA

小町酒造株式会社 KOMACHI SHUZOU KABUSIKIGAISHA

各務原市蘇原伊吹町2-15
営業時間:(蔵元直売店)9:00~18:00
定休日:土・日曜日、祝日
TEL:058-382-0077
FAX:058-371-1027
http://www.nagaragawa.co.jp/

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2017.03.11

WRITER PROFILE

越智 佳主恵OCHI KAZUE

神奈川生まれ、南九州育ち、小学生と幼稚園児の母です。色々な土地に住んできましたが、各務原はとても子育てしやすく、暮らしやすくて素敵なところです。各務原に来た人、これから来る人たちにこの街の魅力を伝えていきたいと思っています。趣味はピアノとカメラ。休日は公園で走り回る子どもの写真を撮ったりしています。

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