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新しいまちに根付く伝統。

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新しいまちに根付く伝統。

艸花庵養老軒

ソウカアンヨウロウケン

2022.01.05

新鵜沼駅・鵜沼駅の東側、木曽川沿いにできた桜木町という新しい住宅地。その一角に和菓子屋「艸花庵養老軒」がある。大正11年に名古屋の名駅四丁目で創業した「養老軒」が平成27年、各務原市への移転をもって「艸花庵養老軒」と屋号を改め、開業した。

店主は5代目の西脇陽介さん。長い歴史の中で商いを続けていくことは大変なこと。それを見てきた陽介さんは、大学1年の時に自らの意思で家業を継ぐことを決意。大学卒業後に製菓の専門学校で学び、関西の和菓子店で修業後、家業に入り、お父様や職人さんから伝統の味を受け継いだ。名古屋から移転する時にいくつかの候補地があった中から、この地を選んだ。「城と川の景観もよく、気持ちのいい場所」と話す。とはいえ、名古屋の店を閉め、ここに決めるときは大変な苦労があったと言う。

手広く経営していた名古屋時代と比べ、今は奥様の志保さん、お母様の千穂さんとともに、自分ができる範囲の和菓子を丁寧に作り続けている。「お客さんの声を聞いていると、長い歴史の中でどの商品が受け入れられているのかがわかる。長い間愛されてきた味を少しずつ洗練していきたい。」と陽介さんは言う。
一押しは「ういろ(外良)」。いただいてみるとモチモチだ。私がこれまで食べてきたものとなんだか違う。聞くと、うるち米の米粉と小麦澱粉だけを使用しているのでモチモチになるとのこと。私がこれまで食べたプルンプルンのういろは小麦粉を使っているそうで、同じういろでもこんなに食感が違うのかと驚いた。
「わらび餅」は注文が入ってからきな粉をまぶす。出来立てはつるんとした食感。冷蔵庫に入れると徐々に固まりはじめる。時間の経過によって食感が違うのも楽しい。
変わらない良さを保ちながらも、商いを通じて知り合った東京新宿の「胡麻油の関根」の炒り胡麻を使用した「ういろ」や「どら焼き」などの商品も開発した。季節限定の和菓子もある。
「いつ来ても変わらない安心感のある店にしたい」と話す陽介さん。伝統の味を引き継ぐことへの強い意志を見たような気持ちになった。

取材途中もお客さんに混じって下校途中の小学生が「怪我をした~」と駆け込み、奥様から手当てを受ける。地域の子どもたちからも安心感のある店のようだ。
新しい地域に根付いた伝統の和菓子屋。先祖に感謝しながら、陽介さんは今日も和菓子を作り続ける。

艸花庵養老軒

DATA

艸花庵養老軒 ソウカアンヨウロウケン

各務原市桜木町1-8
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
TEL:058-372-2624
Web:http://yourouken.sakura.ne.jp/

2022.01.05

WRITER PROFILE

篠田 雄一朗SHINODA YUICHIRO

岐阜市生まれ、東京育ち。親の介護のため帰郷。2019年3月に岐阜市ではなく、あえてあまり知らない各務原市にJターン。各務原の良さを知り、発信していけたらと思います。

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