扉を開けると食欲をそそるスパイスの香りが、ふわりと広がる。店内に入ると、店長の岡田匡司さん・通称「ボスザル」が笑顔で私たちを迎え入れてくれた。
ここは、各務原市民公園の東側、道路を挟んだすぐ向かい側にある「スープカレー専門店 Monkey SPICE」。散歩や子ども連れでにぎわう公園のすぐそばという立地もあり、ふらっと立ち寄る人の姿も多い場所だ。
店名は、みんなに覚えてほしいという想いを込めて、馴染みのある動物を選んだという。ネーミングの由来通り、子ども連れからお年寄りまで幅広い客層が訪れるそうだ。店内には、子ども向けのぬりえや絵本なども置いてあり、家族でも訪れやすい雰囲気がある。
メニューを見ると、まず驚いたのは、「メインの具」や「辛さ」の選択肢の多さ。メインの具は定番の野菜やチキンレッグほか、台湾風角煮やカニクリームコロッケなどの変わり種まで計11種類の中から選べる。特に気になったメインの具は「1日分以上の野菜」。厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取量は350g以上らしいが、なんとこれを頼むと700gも摂ることができるという。
辛さは0辛から10辛まであり、それぞれの辛さはサルの種類と共に紹介。可愛いサルのイラスト付きだ。メニュー選びそのものが楽しくなるような工夫が感じられる。
各テーブルには、メニューの横に「Monkey SPICE ができるまで ボスざるの人生すごろく」が置かれている。お店そしてボスザルのことを知ることができて、お店を応援そして再訪したくなる気持ちが強くなる。料理を待つ時間に眺めたり遊んだりするのにも、よいかもしれない。
料理は、経験から編み出した独自の調理方法で、ボスザル配合の10種類以上のスパイスを使用したわくわくが詰まった一皿。ゴロっとした野菜はじっくり煮込まれており、スプーンで簡単にほぐせるほど柔らかい。新メニュー開発も進んでいるようなので、季節や時期に併せた一皿を選ぶこともできそうだ。
お店をオープンしてから10年。ここまでの道のりは決して平坦ではなく、苦難も多くあったという。お店のキャラクターデザインなどを担っている奥様と夫婦で創り上げたこの店には、細部までこだわりを感じることができ、とても温かい気持ちになった。
一口ごとにスパイスの奥深さを感じ、目でも楽しませてくれるMonkey SPICEのスープカレー。お腹いっぱい味わってほしい。






