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悩める店主。ブレないこだわり。

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悩める店主。ブレないこだわり。

旬彩肴房 坐蔵

zakura

2019.09.30

 那加駅から北に徒歩10分。いちょう通りから一本奥に入った筋にある「坐蔵」。
 のれんをくぐり引き戸を開けると、やや照明は暗め、落ち着いた空間が広がる。夜営業がメインのお店だが、ランチも地元の主婦に人気だ。

 ランチを頂いて感じたのは仕事の丁寧さ。食感まで考え抜かれた一品一品がうれしい。
 刺身はその日名古屋の市場に並んだものだけを使用、新鮮さには人一倍こだわる。
米粉と白玉粉でチーズを包んだ「チーズまんじゅう」やモッツァレラチーズの代わりに豆腐を使った「トマトと豆腐のカプレーゼ」など、オリジナルメニューも多く、初めて出会う味わいに会話も弾む。デザートの「胡桃と八丁味噌のアイス」まで、おいしく楽しく頂いた。

 最近ではワンコインランチも多い。その中で1600円のランチを食べに来てくれるお客様には満足して帰ってもらいたい。だから味には極力こだわりたいと話すのは店主の洞下裕次さん。

洞下さんは1981年生まれ。
高校卒業後、飲食業界に入りその経験を生かして2013年に独立、「坐蔵」をオープン。山県市出身の洞下さんとしては馴染みのない土地での開業に、当初は不安もあったそうだが、ランチを始めた頃から来客数も安定し、着実にファンを増やし続けている。
「地域にも慣れてきた。近所の方も積極的にお店を利用してくれるし、地元のお祭りにも誘ってくれる。とてもありがたい。」

 お客さんの期待に応えるため、洞下さんの一日は忙しい。
 いつも朝8時には厨房に立つ。ランチ営業を終え一旦自宅に帰るが、一休みする間もなく夜営業に入り、終わるのは25時。そのまま店舗で寝てしまうこともしばしばだと言う。
 「ハードな毎日だが、料理を作っている時が一番楽しい」と話す洞下さん。オリジナルメニューを開発する際は、いつも試行錯誤だ。うまくいかないこともあるが、イメージした味を再現できた時の喜びは格別だそう。

 性格的に派手なことは嫌いだという。だから宣伝も最小限。広告にお金をかけるくらいならその分を仕入れに充てたいし、スタッフにも還元したい。待遇が良ければスタッフも頑張ってくれるからお客さんにも喜んでもらえるもんね・・・。そんな真摯な姿勢が「坐蔵」の味、サービスを作っているのだろう。
 そうは言っても、時には迷いも出る。お店の立地や宣伝、目玉料理の考案などもっと集客できる手段もあるのでは・・・。もともと多店舗展開するのが夢だった洞下さん。取材の中ではぼそっと心の声もこぼれた。

 1人の経営者として洞下さんが直面するリアルな悩みに触れ、僕は逆に親しみを覚えた。浮き沈みの激しい飲食業界だが、まだ6年!試行錯誤を続けながらも坐蔵は続いていくのだろう。洞下さんのブレない味へのこだわりがあれば、各務原のレジェンド店たちと肩を並べる日もそう遠くないと感じる。皆さんにも是非一度味わってほしい。僕も次回は夜の「坐蔵」を味わってみたいと思う。

旬彩肴房 坐蔵

DATA

旬彩肴房 坐蔵 zakura

岐阜県各務原市那加前野町3-177
営業時間:月曜日~木曜日 11:00~14:00 17:30~23:00
     金曜日、土曜日 17:00~23:00※ランチ営業なし
定休日:日曜日
電話:058-371-1332

2019.09.30
MINAMIMURA TAKASHI

WRITER PROFILE

南村 高志MINAMIMURA TAKASHI

1979年生まれ。会社員、2児の父です。音楽好きで週末の夜は柳ケ瀬界隈のライブハウスに出没します。市民ライターへの応募はOFTにタダで入れるのでは?との不純な動機からでしたが、まじめに各務原市のヒト・モノ・コトを発信していきます。

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