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「空を見上げたくなるまち」各務原。
このまちについて多くの方に知ってもらうことを目的に、東京上野にある岐阜ホールで2021年1月23日〜2月3日にPOP UP SHOP「かかみがはら Sky Base」を開催した。
この企画は「各務原に興味がある」「飛行機が好き」「イベントの企画やまちづくりの活動に興味がある」人を対象に開催したオンラインイベント「かかみがはら寄り合い#02」のメンバーと創り上げたものだ。
メンバーの素晴らしいアイディアが形となり、首都圏に向けて発信した12日間のイベント。企画から開催に至るまで、一緒に築き上げたストーリーを紹介する。
「かかみがはら寄り合い#02 AIR PLANE POP UP PROJECT」に参加したメンバーのうち、今回のPOP UP SHOPを創り上げるために協力してくれたメンバーはこの4人。
畔柳さん、座間さん、小澤さん、米漥さんだ。
畔柳さんは各務原出身。高校卒業後に関西、その後東京へと移り、現在は仕事の傍、ギャラリースペースの運営をしている。
座間さんは就職を機に各務原へ。溢れんばかりの飛行機愛が印象的だ。
小澤さんは各務原在住。昨年、愛知県から移住し、新しいライフスタイルを獲得している。
米漥さんは横浜在住の大学生。今回のイベントをきっかけに各務原市を知った。
まちのシンボルの「飛行機」をテーマに、どんなことを展開したら各務原市を知らない人に楽しんでもらえるかをみんなで考えた。
「各務原オリジナルガチャガチャをしたら面白いのでは?」
「紙飛行機を作って飛ばせるようにしてみては?」
「飛行機にまつわるオリジナルグッズを作って販売してみては?」
など、様々な意見が飛び交った。誰もが意気揚々と楽しそうにアイデアを出してくれるのが嬉しかった。
唯一まちのことを詳しく知らない米漥さんも、SNSから情報を収集して、「このお店が気になる!」などのコメントをしてくれた。オンライン開催だからこそ、各務原と首都圏のメンバーの交流が実現した。
「各務原のおすすめスポットを紹介してみては?」という意見を参考に、全員がスポットを一つずつ選んで紹介すること、そして、お客さんが「一番気になる」と感じたスポットに、飛行機型の紙を貼って投票してもらうことにした。
また、座間さん、小澤さん、米漥さんには記帳ノートのデザインをお願いすることに。
各々がお客さんに少しでも各務原について知って、楽しんでいただけるように準備を進める。4人とも非常に心強く、魅力的なPOP UP SHOP開催への期待が膨らんだ。
各々が選んだおすすめスポットやデザイン案を紹介。
「こんな風に考えてみました」と座間さんが提示してくれたのは、今回のPOP UP SHOPをイメージしたイラストバナーや、岐阜ホールで販売したいというグッズ。記帳ノートのデザインも考えてくれた。
小澤さんのおすすめしたいスポットは権現山。公園や山などの自然を紹介したいという。
Instagramで調べ、各務原の気になるスポットをリストアップした米漥さんは、学びの森やKAKAMIGAHARA STANDを訪れたいとのこと。
小澤さんと米漥さんも記帳ノートのデザインを披露。短い期間ながら、3人それぞれがPOP UP SHOPへの想いを込めてデザインしてくれたことが嬉しかった。
どれも素敵だ。もちろん、全て記帳ノートとして使うことにした。
今回は仕事の都合で参加できなかった畔柳さんからは、事前におすすめスポットの情報をもらった。畔柳さんが選んだのは、尾崎団地からの景色。昔から変わらないスポットがあるのも、各務原の魅力の一つだ。「自身が高校生の頃よりも各務原がお洒落なまちになっていて、他のメンバーが選ぶスポットが楽しみ!」とのことであった。
ミーティングを重ねるうちに、自然と仲間意識が湧いてくる。どんなアイディアが出てくるのかと楽しみになり、始まってみるとあっという間に時が過ぎた。オンラインのみでの出会いながらも団結感がうまれたことが喜ばしかった。
2021年1月23日、岐阜ホールにてPOP UP SHOPオープン。
初日から早速、お客さんからの反響があった。
POP UP SHOPでは、参加メンバーのおすすめスポットが書かれたマップや各務原の豆知識が出てくるガチャガチャに加え、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館のグッズや、飛行機にまつわる商品を展開。
飛行機好きの人はもちろん、偶然来店したお客さんが展示を楽しむ光景が印象的だった。
おすすめスポットに貼られた飛行機の数も日に日に増えた。
「どの情報も面白そうで選べない」とあえて各情報の間に貼る人もいた。それぞれの情報を紹介しているメンバーの顔が浮かび、お客さんが悩む姿もまた嬉しかった。
3人が作った記帳ノートには様々な感想が綴られた。
「今日、ここに来なかったら一生“行ってみたい”と思わなかった場所かもしれない」
「地元の各務原市が楽しいまちになっていて嬉しい」
など、各務原市にゆかりのある人も、そうでない人も楽しんでいた。
メンバーが考えたアイデアが形となり、セレクトした情報やデザインがお客さんのもとに届いて幸せな気持ちになる、その光景はとても喜ばしく、このメンバーだからこそ創り上げることができたものだ。
来店したお客さんが思わず笑顔になる素敵な12日間となった。
POP UP SHOPかかみがはらSky Base終了後、再度オンラインで集まり、今回の活動について各々の感想を聞いた。
実際に展示を見た畔柳さんは、「このような形で地元の活動に関われて嬉しい」と語ってくれた。
座間さん、小澤さんの2人も、現在自分が住んでいるまちの活動に携れたことや、それによりお客さんにまちの魅力が伝わったことを喜んだ。
米漥さんは、この活動に関わることで訪れたことのないこのまちに興味が湧き、いつか行きたいとコメント。
記帳ノートに綴られたお客さんの反響は、大切な財産だ。
各務原やまちづくりに興味のある4人は、今後も機会があれば是非企画に参加したいという。
短い時間の中で、一生懸命考え、アイデアを出して取り組んでくれた4人には本当に心から感謝している。
メンバーが同じ想いのもと一つとなったからこそ成り立ち、多くのお客さんに喜んでもらえたのだ。
◎ 活動を通して
今回はオンラインでのミーティングと限られた環境であったにも関わらず、4人のメンバーが継続的に関わり、結果として、アイデアが詰まった素敵なPOP UP SHOPを開催することができた。そして何よりも、「各務原の魅力を伝えたい」という想いがお客さんに伝わったことが本当に嬉しかった。
4人とお客さん、そして私にとって思い出に深く刻まれるイベントとなった。
このメンバーのような人たちとともに、今後も各務原市の魅力を全国に発信していく。
文責/株式会社リトルクリエイティブセンター(岐阜ホール運営、POP UP SHOP「かかみがはら Sky Base」受託者)