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【REPORT】Do It Together!DIY型空き家ワークショップ「まちと繋がれる宿 編」。

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2025.04.15

2025年3月22日(土)、那加元町でゲストハウス「ato」を始めるビルで、DIY型空き家ワークショップ【まちと繋がれる宿 編】を開催。市内外から7名の参加者が集まり、テーブルの天板づくりを行った。

この日は、気持ちの良い快晴。
会場は工事中の建物。むきだしの天井や壁、コンクリートの床から出る管のようなものなど、非日常を感じる建物内は、少ない照明と差し込む陽の光で薄明るく、ひんやりする。

参加者は全員初対面。まずは、輪になり簡単な自己紹介。
近所にお住まいのご夫婦、学生、友人、遠方からの参加などさまざまだ。
DIYを執り仕切るのは、ゲストハウスatoプロジェクトに携る「TEAMクラプトン」。ユーモア溢れる楽しい方たちで、あいさつや注意点など説明しながらみんなの緊張をほぐしてくれた。

Do It Together!(一緒にやる!)

今日、偶然に集まり出会ったわたしたち。
「色々と話しながら新しい考えに触れよう」が一つのテーマだ。早速2〜3人のグループに分かれ、入り口付近と外の軒下で分かれて開始した。

どれも初めて使う道具ばかり。学校の授業や文化祭の準備などを思い出させる。
まずは配置を自由に決めて材料をカットする。

昼食は、「十’|TEN」へ。
みんなで机を囲みながら、ワークショップの作業の様子のほか、参加した背景や、普段どんな事をしているかなど話した。ご夫婦そろいのお弁当には温かみを感じ和んだ。
十’の中を少し見学。開放感ある吹き抜けを見上げながら、やや急な階段を上がると古物や趣きのある模様ガラスなどがたくさん並んでいた。
和やかな時間でお腹も気持ちも満たされ、再びワークショップ会場の「ato」へ。JR那加駅前の通りは、オレンジの石を敷き詰めたレンガ風の歩道。ぽかぽか陽気の中、みんなでぶらぶら歩く光景がゆるくほのぼのしていた。

午後は自然と笑顔も増えて、作業もいっそう活気づく。昼下がりということもあり暑いし、みんな熱い。
仕上げの塗りが始まると、完成も見えてくる。休憩をはさみがてら建物内を案内していただいた。
2階は受付、待合、フリースペース。ここは、憩いの場にしたいとの事。
一面の窓からの日当たりは抜群で、この場所でくつろぐ場面が目に浮かぶ。テーブルはきっとここに置かれるだろう。
3階は客室。和室がメインで当時のままとなっていた。外観はひさしがオーニング式で壁はエンジ色のレンガ調。
全体がどうなっていくのかとても楽しみた。

日が傾きかけたころ、各グループこだわりがつまった3枚の天板が完成。
チェッカー風、ヘリンボーン風、不規則な配置、どれも違った雰囲気に仕上がっていて、見応えがある。
お互いの完成形を眺めながら、これいいな、など達成感に満ち溢れている。
最後は裏に隠れサイン。今日という日をみんなで刻む。
作った者だけに許される特別な瞬間。また会う日まで繋がっている証でもある。
これからもこの場所で、たくさんの繋がりができていくだろう。
まちに溶け込み、くつろぎのスポットになるのが楽しみだ。

訪れた人をつなぐ場所
JR那加駅からおよそ400m。自然豊かな市民公園、閑静な住宅街と商店街。この街の一角にある3階建てのビルを、ゲストハウス「ato」へとリノベーション。テーマは「まちと繋がれる宿」。移住者で、このビルの借主である原田さんは、「訪れた人とのつながりが、そのあとも続く場所にしたい」という想いで「ato」と命名した。 Instagram:@guesthouse_ato

文:OFKライター・田中久美子

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2025.04.15
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