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2024年11月26日(火)、緑苑小学校。
網本麻里・車いすバスケットボール女子日本代表を講師に迎え、講演会と体験会が行われた。
緑苑小学校では、「総合的な学習の時間」に共生社会の実現に向け、環境・福祉・国際理解の視点から「だれもが住みやすいまちづくり」について考える「緑苑・ドリーム・プロジェクト」に取り組んでいる。今回は、岐阜県が進めるカナダとのホストタウン交流事業と連携し、主に福祉の視点から、共生社会への理解を深める学習活動を行った。
講師の網本選手は、東京とパリで開催されたパラリンピックに出場。
講演会では、自身の車いすバスケとの出会いやパリパラリンピックの選手村の話など、写真や動画で分かりやすく紹介。また、車いすバスケのルールなどもイラストを交えて解説した。児童たちはメモを取りながら真剣に聞いていた。
体験会では、網本選手が競技用車いすに乗り、整列している児童の間を移動しながら操作方法などを説明。間近に見るトップアスリートのスキルフルな動きに児童たちは目を奪われていた。
児童たちも実際に競技用の車いすに乗り、前進や後退、ターンなどを体験。チームに分かれ行われたミニゲームでは、思うように動かず苦戦している仲間を応援する声が体育館いっぱいに響いていた。
今後、緑苑小学校では、国際理解の視点から、カナダ・トロントとの交流(オンライン)を予定しており、継続した学習活動を行っていく。
緑苑・ドリーム・プロジェクトにこれからも注目したい。
※岐阜県によるカナダとのホストタウン事業:県は、「東京2020オリンピック・パラリンピック大会」におけるカナダとのホストタウン交流を契機に、県内の学校と連携して、パラリンピックやパラスポーツを通じた共生社会の推進、カナダとの交流を通じた国際理解の推進に取り組んでいる。