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2024年6月16日(日)、国指定重要有形民俗文化財「村国座」にて「OUR FAVORITE THINGS reprise 2024」が開催された。
「OUR FAVORITE THINGS(OFT)」は、2009年から開催している岐阜を代表するローカルフェス。2020年は新型コロナウィルスの影響により中止。2021年以降は「OFT reprise」と題したスピンオフ企画として村国座で開催している。
村国座は、明治時代に建てられた農村舞台。近年は、奉納歌舞伎のほか、アート展、トークイベントなど多様に活用され、まちの文化の拠点となってきている。
OFTは、昨年よりボランティアスタッフの募集を再開。今年も市内外からOFTとまちを楽しむ仲間7名が集まった。
メンバーは、「昨年、観客として参加した音楽好き」「地元のフェスに参加したい」「まちと関りたい」「新しいことにチャレンジしたい」など、思いはさまざまだ。
まずボランティアスタッフが行ったのは、公演の舞台となる「村国座」の見学。
普段は閉ざされている大戸を開けると、場内に光が射す。太い梁や花道、廻り舞台、そして松の鏡板。
時代を重ねた力強さと華やかさを感じる。
建物の歴史や活用方法などを聞き、花道を通り舞台の上へ。何とも言えない晴れやかな気持ちに満たされる。
舞台袖から廻り舞台の下「奈落」へ。人力で動かす廻り舞台の仕組みを間近で見学した。
普段観ることのできない舞台の裏、そして、この場所で育まれた文化や歴史を知り、会場準備の時間を迎えた。
開場とともに、多くの観客が厳かな村国座へ吸い込まれるように入っていく。
今回の出演アーティストは、曽我部恵一・石塚(台風クラブ)・Summer Eye。
アコースティックギターで弾き語る曽我部恵一に酔いしれ、OFT幻のラインナップからの念願の出演となった石塚に胸が熱くなる。ラストを飾ったSummer Eyeで、盛り上がりは最高潮へ。会場全体が熱気に包まれた。
まちと関わるヒトと共に価値を創る「価値共創」のイベント「OFT」。
アーティストも観客もスタッフも、同じ場所で、同じ時間を過ごし、一緒に楽しむ。
このまちで出会い、生まれたつながりは、これからも続いていく。
-ボランティアスタッフの感想-
C:観客のように楽しんだ
K:楽しかった。みんな丁寧に教えてくれた。 初めて聴くアーティストだったが、とっても良くて、世界が広がった
A:みんなの楽しそうな顔を観れて幸せになった
C:お客さんと一緒くらい楽しみ、とても素敵な時間が過ごせた。地元にOFTがあるのは誇りに思う。これからも続けていってほしい。これからもお手伝いしたい
Y:みんなの笑顔が見れてほんとにいいイベントだと思った。みんなでまちを盛り上げていきたい
H:みんなが音楽に合わせ身体を揺らしているのが良かった。これからもまちやヒトが繋がっていくといい
A:観たかった景色がここにあった。この出会いをこれからも繋げていきたい