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【パロルの木の下で】世界をつなぐ。

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2019.12.02

11月27日、各務原国際協会のイベントにおいて、パロルを作るワークショップが開催された。
各務原国際協会(愛称「KIA」)とは、国際交流や多文化共生の社会を推進するため、昭和61年に設立された組織であり、現在、国籍を問わず335人の会員が所属している。

主な取り組みは、ホームステイの受入や国際交流企画、海外との交流支援、外国人市民への日本語講座など幅広く、各務原に関わる方々とのコミュニティを大切にしている。

今回は、KIAでのワークショップの様子をレポートとしてお伝えする。

「ただ誰かと会話するということが、容易ではないことがある。」

各務原市の外国人市民の数は近年、増加傾向だ。暮らしの中で外国人となんらかの関わりがあることは、いまや珍しいことではない。とはいえ、どれくらい彼らのことを知っているだろうか。彼らは、もっと日本人と分かりあいたいと望んでいる。「どこへいったら日本人と仲良くなれるの」と聞かれたことがある。ここは日本だ。心がざわつくのは私だけではないと信じたい。

どこで生まれ育ち、何を食べ、どんな言葉を話すのかは文化と個性の大事な要素だ。さらに、お互いがそれぞれ違うということを認め合い、助け合うことで新たなアイデンティティを生みだしていく。

3ヶ月に一度のペースで行われる「日本語で話そう」。共通の職場や学校という場ではなく、この時間に同じまちにいるという共通点だけで集い、日本語で話をする。その企画の日程に合わせてパロル作りのワークショップが開催された。

正しい言葉で話せなくても、ひとつのものをみんなで作り上げることが出来る。完成を一緒に喜ぶことが出来る。そこには穏やかな笑顔が並ぶ。視線を交わし、楽しそうに作業する彼らのあいだに、国境はない。

ワークショップの主催であるダルモ・マイケルさんは幼少期に母国フィリピンから日本へ移住し、暮らしている。彼が言葉も文化も異なる日本の社会の中で乗り越えてきた経験は、並大抵のことではないが、それは日本で暮らす多くの外国人が直面するものでもある。そしてあらゆる手助けをするのは、資格のある誰かではなく、まわりに暮らしている普通のヒトだ。

私たちの暮らす各務原に、その普通のヒトを増やしていきたい。

【リンク】
各務原市国際協会(KIA)ウェブサイト(http://www.kia1986.org/
各務原市国際協会(KIA)facebook(https://www.facebook.com/kiakakamigahara/

 

 

 

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