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【REPORT】星空の下で、素敵なひとときを。

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2019.11.30


9月28日、今回で4回目の開催となった「ほしぞらキャンプ」。例年は、一面に広がる星空を眺めて1泊できるが、今年は天候不良のため、テントでの宿泊を断念し、半日の開催となった。そのため、参加者は25名と少なめとなったが、森の中にある夜の公園で、素敵な時間を過ごすことができた。

参加者は受付を終えると、各々で公園内のお気に入りの場所を探しに出かける。裸足で草の上を駆け回る子どもたち。それを茅葺屋根の古民家の縁側で見守る親御さん。昆虫採集用の網と虫かごを手に、草むらや木々に潜む生き物を探す親子など、里山の風景を感じながら、穏やかな時間が流れる。



程なくすると、ワークショップがスタートする。「ほしぞらキャンプ」では、時間帯によって、様々なワークショップが楽しめるのも人気の1つとなっている。
最初のワークショップは、倍率35倍の望遠鏡作りと、かまどを使った夕食のカレーライス作り。望遠鏡は、簡易なものとはいえ、月がしっかり見えるほどの倍率。夜空を楽しむアイテムを作ることができた。かまどを使った夕食作りは、まずは薪を割るところから教わる。斧を振り上げ薪を割る。出来た薪をかまどにくべ、火をおこす。日常ではなかなかできない体験だ。火を見る係、食材を切る係など役割を任され、協力して仕上げた。その頃には、辺りはすっかり暗くなり、秋の虫の声が聞こえ始める。心地よい秋の風の中で、みんな食べるご飯はやはりおいしく、会話も弾む。


食後のワークショップは、ほしぞら講座と観察会。室内でプロジェクターなどを使いながら、名古屋市科学館プラネタリウム学芸員の方の解説のもと、星についてのお勉強。今回は今の時期に良く見える土星の観測位置を教わり、実際に外に出て位置を確認した。その後は、岐阜聖徳学園大学の川上教授による夜の昆虫観察会と、各務原市在住のカメラマンの柴田晃宏さんによるカメラワークショップ(ライトペンティング)が始まる。時々響き渡る歓声に離れた場所にいても楽しさが伝わってきた。

今回紹介した内容以外にも、「ほしぞらキャンプ」では、多くの体験と経験ができる。募集は毎年9月ごろから自然体験塾のウェブサイトで開始される。

自然遺産の森の季節の移り変わりとともに、来年の開催を待ち望みたい。

文責/OFK事務局

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