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9月の終わりに「社会や環境がよくなって、そしておもしろい」をテーマにしたトークイベントと交流会を開催しました。講師は「月刊ソトコト」編集長・指出一正さん。人口が減ることなく「増えるばかり」で、地域を元気にできる「第3の人口」=「関係人口」という考え方と地域の関わり方について学びました。
「ガリガリ君のサイズでものごとを見る」「弱さ、ほころび、破綻をみせられるか」「自分で発見したという喜び」「未完成であること」「お金を使って『関係』を買う時代」「関係人口はサポーターではない」など、たくさんのキーワードとともに、これからの地方のあり方を考える時間となりました。
完璧なまちなんてどこにも存在しません。ミクロな目線で、自分で見つけたまちの面白さ。観光ではなく、そのひとに会いたくて、そのまちへ通う「関係人口」が新たなまちのプレイヤーであることを認識しなければならないと改めて感じました。
こうした指出さんの提案に強い興味を持っていただけたのか、当日は大勢の方にご参加いただき新しい考え方に触れる、新しい力のうねりを強く感じた1日となりました。
まちの特性を活かし、地方ならではの取り組みを盛り上げていくためには、市内で活躍するプレイヤーのみならず、まちに関わりたいと感じる「関係人口」の存在が、ますます重要になってきます。
各務原市も「まち」と「ひと」をつなぐ入口として、これからのまちの楽しみ方を共に考えるために、「OUR FAVORITE THINGS」や「マーケット日和」など、様々なソフト事業を官民協働でつくりあげています。
まちの情報発信スペース「かかみがはらオープンクラス」や学びの森内にあるカフェ「KAKAMIGAHARA STAND」は、「まち」と「ひと」をつなぐ拠点「関係案内所」となり、様々な取り組みを通じて、「ひと」と「ひと」、「ひと」と「まち」のご縁を紡いでいます。
このように、様々な形・場所で「関わりしろ」があるまちが、暮らしを豊かにし、よりおもしろいまちになる。そんな想いで、まちに関わる方とこのまちの未来を考えていければと思います。