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若き農家が見据える「各務原にんじん」の未来。

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若き農家が見据える「各務原にんじん」の未来。

農業生産法人(株)フォレストファーム 代表取締役

林 亮輔RYOSUKE HAYASHI

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2018.06.11

市内の人に「各務原の特産品は?」と聞けば、おそらく多くの人は「各務原にんじん」と答えるだろう。全国的にも珍しい二期作で生産されている「各務原にんじん」は、まちのアイデンティティ「各務原台地」の恵みである。

しかし、全国的には未だ知名度は低く、にんじん農家の約9割が65歳以上という高齢化が進む中、「各務原にんじん」の未来を見据えるひとりの若き農家がいる。これがフォレストファーム代表・林亮輔さんだ。

林さんの実家は、もともとにんじん農家であるが、初めからその道を歩んだわけではない。大学ではデザインを専攻し、デザイン会社、カフェ経営を経て、28歳で家業を継いだ。「最初はやらされ感からはじめたのですが、にんじん農家の現状を知って、地域を背負うことをだんだん意識しはじめました。」と林さん。毎年、2~3軒のにんじん農家が引退していく中、その畑の管理も引き受け、現在は5ヘクタールもの農地で栽培を行っている。

「常にこれまでのあたり前を疑うことが大事なんです。」と林さんは語る。個人経営ではなく、農業生産法人を立ち上げたのは、企業として人材の育成を行うことで、畑を維持し、新たな担い手が長く働けるようにするためだ。また、これまで当然のように使用されていた農薬についても、薬に頼らず病気になりづらい土づくりを目指し、日々改良に努めている。

近年、林さんは規格外にんじんの6次産業化にも挑んでいる。フォレストファームが管理する畑では、1割ほどのにんじんが割れやキズなどにより規格外になってしまうという。「HOKARUNO(ホカルノ)」と名付けられた商品は、その問題を提起するとともに、「各務原にんじん」に関心のない方も思わず手に取ってしまうようなこだわりのデザインになっている。「デザイン会社で勤務したことやカフェを経営した経験が生きていますね。」と林さん。「HOKARUNO(ホカルノ)」が渋谷ヒカリエの「d47 MUSEUM」に取り上げられたのも、そのコンセプトの設定やブランディングの賜物だろう。

現在、規格外野菜を使ったカフェのオープン準備を進めているという。「これからは、より県外へ向けた発信を行っていきたいですね。」と林さん。そう語る彼がにんじん畑を見つめるその先を想像してみると、きっと「各務原にんじん」のこれからは明るい。

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2018.06.11

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