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古き良き時代から変わらない「コミュニケーションをする場としてのお豆腐屋さん」

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古き良き時代から変わらない「コミュニケーションをする場としてのお豆腐屋さん」

豆腐家あだち

TOFU YA ADACHI

2017.11.24

名鉄六軒駅から北に伸びる「六軒通り」から少し東に入った閑静な住宅街の中に「豆腐家あだち」はある。創業は昭和33年、各務原市が発足する以前から続いている歴史ある豆腐店で、六軒通り沿いにある豆腐料理メインのバー「TOFU&DRINK SOY」店主のご実家でもある。

豆腐や揚げ、湯葉などは直売店や移動販売のほか、地元のスーパー、飲食店へ卸しており、市内の小中学校の給食にも使われているので「豆腐家あだち」がどこにあるのかを知らない人も、どこかでこの店の豆腐を口にしているはずだ。

豆腐の製造は、主に2代目店主である足立裕幸さんと長男の貴彦さんの手によって行われている。その日の注文に応じて、早い時は午前2時から、普段も午前4時には作業が始まる。製造工程は一部機械化されたところもあるが、製法は創業当時からほとんど変わっていない。

店主がお店を継いだ頃、六軒通り沿いやその界隈には、八百屋や洋品店などいくつもの商店が立ち並び、近所の人が鍋やボウル片手に工場まで直接豆腐を買いに来る、のどかだけどにぎやかな時代だったそう。「地元で作ったものを地元で売るのが当たり前の時代でしたが、少しずつモノの流通や小売店のあり方が変わってきた。昔のままでやっていくことは難しい」、と店主の妻・まり子さん。平成17年には工場の隣に直売店をオープンした。「コミュニケーションをする場としてのお豆腐屋さんでもある」「お店をやっていると色々な人が来るので楽しい。さまざまな世代の人と話せる場所があることは大切だと思う」と、まり子さんは語る。

直売店では豆腐やおからを使った、たくさんのお惣菜が店頭に並ぶ。麻婆豆腐、豆腐メンチボール、白和えなどから、お酒のおつまみに良さそうなアレンジを加えた寄せ豆腐、湯葉、おやつやデザートに人気の豆腐ドーナツなど。他にもたくさんのメニューがあり、お店の商品だけで1食分の献立ができてしまうほど。もともとは「近隣の年配の方が少しでも毎日の調理の負担を減らせるように」、と始めたものだが、意外と「赤ちゃんの離乳食にここのお豆腐を」「あだちさんのお豆腐だと子どもが良く食べるんです」と、子育て世代の人たちが買いに来ることも多いそう。美味しい豆腐やお惣菜もありがたいが、お店に来るお母さんにとって、子どもにも優しく声を掛けて可愛がってくれるまり子さんの存在はもっとありがたい。

少しずつ変わりゆく時代やまち並みの中、「豆腐家あだち」は、経営や商品に新しさを取り入れながら、各務原の人たちの食を支え続けている。そして、さまざまな世代の人たちのコミュニケーションの場として、のどかだけどにぎやかな時代から今も変わらず、人と人、人とまちを繋いでいる。地元の人にとって毎日の食事作りに欠かせない大切な場所であり、地元でなくてもまた買いに行きたいと思わせる、私の大切な場所である。

 

 

 

 

豆腐家あだち

DATA

豆腐家あだち TOFU YA ADACHI

各務原市蘇原旭町4丁目-2-9
営業時間 9:00~18:00
土・日・祝 定休
Tel 058-382-1933
HP:http://tofuya-adachi.jp/
駐車場あり

2017.11.24
OCHI KAZUE

WRITER PROFILE

越智 佳主恵OCHI KAZUE

神奈川生まれ、南九州育ち、小学生と幼稚園児の母です。色々な土地に住んできましたが、各務原はとても子育てしやすく、暮らしやすくて素敵なところです。各務原に来た人、これから来る人たちにこの街の魅力を伝えていきたいと思っています。趣味はピアノとカメラ。休日は公園で走り回る子どもの写真を撮ったりしています。

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